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木鉢固定機を自作しました。

2020年3月1日

蕎麦打ちの難易度や重要性を表現する言葉に「木鉢3年、のし3月、包丁3日」というものがあります。

これは木鉢という蕎麦をこねる技術が、蕎麦の味を左右するということです。木鉢には木や金属のものなどがあります。

コシがあってツヤがある蕎麦を打つためには、大変なこね力を蕎麦にかける必要があり、木鉢を固定しないと作業がはかどらないのです。ネットなどでいろいろ調べたのですがイメージに合うものがありませんでした。それで試作した第1号がこれです。

木鉢固定器
木鉢固定機を自作してみました。
木鉢固定器
木鉢固定機(後ろから)

木鉢をセットするとこんな形になります。L字金具でテーブルに引っ掛けて前方方向へ動かないよう固定します。そして木鉢がひっくり返らないよう「木鉢あたり」という横棒があります。

木鉢固定器自作
木鉢固定器自作

引用であれば著作権上問題ないらしいので、「そばもん」という山本おさむさん(ビックコミックス)の漫画の中で木鉢について書いてあるページをアップしてみます。

木鉢、そばもん3巻

木鉢作業をする様子が描かれています。その中で「前傾姿勢で足腰から肩、そして手首へと力を加える。」、「そばの粒子を潰しながら水分を押し込みそばの粘りを引き出すんだ。」、「ここで木鉢を固定していないと木鉢が跳ね上がってしまう。」とあります。

木鉢、固定、木鉢あたり

「木鉢あたり」といって江戸流では必ず木鉢を固定するようです。また木鉢をペタンと置いてあるだけではまともな蕎麦は打てないとあります。

この自作蕎麦固定機ですが、思った以上に使い勝手が良いです。加工場以外でも自宅のダイニングテーブルなどセットすればどこでも使えますし場所を取りません。

見た目をもっと良くすれば欲しいという人も出てくるかもしれません。もしよろしければ当HPで「メニュー」→「ご意見など」でコメントできるようになっておりますのでよろしくお願いします。